渋皮のむけにくいニホングリは実は渋皮のむける遺伝子を隠し持っていた

 日本原産のニホングリは、栽培しやすく果実が大きいものの渋皮がむけにくいために消費者から敬遠されてしまっているそうです。

 2007年に品種登録されたニホングリ新品種「ぽろたん」は、渋皮がむけやすいという画期的な特徴を持っており、国内のクリ産地に広く普及することが期待されています。しかし、その遺伝の仕方や由来などの情報は不明であったため、渋皮のむけやすい品種を計画的に育成することは難しい状況でした。

 そこで、農業・食品産業技術総合研究機構は渋皮がむけやすいという性質が遺伝する仕方や、交配でできたクリの木が渋皮のむけやすい遺伝子を持っているかを判別できるDNAの目印を開発しました。

 この目印を用いて「ぽろたん」の祖先品種・系統について渋皮のむけやすい遺伝子の有無を調査した結果、その性質は渋皮のむけにくいニホングリ在来品種に由来することが明らかになりました。つまり、もともと日本のクリが持っていたステルス遺伝子だったのです。品種改良でこのステルス遺伝子が実際に機能するようになったのが渋皮がむけやすい「ぽろたん」だったということです。
関連記事
スポンサーサイト
2013-03-27 : 雑談 : コメント : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

おびおのプロフィール

おびおがしかし

Author:おびおがしかし
会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。でも、楽しいことしかしません。楽しいことしかできない病、TD! それがおびおなのです。
苦手な食べ物:シーチキン、レバー、昆虫系
Web:ヴォイニッチの科学書
お気づきの点はメール
twitter:科学の自動会話プログラム ぼっとびお。

スヴァールバルの画像保管庫

スポンサードリンク

スポンサードリンク

ワトソンの検索窓

ロザリンド・フランクリンのダイアリー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

QRコード

QR