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生きた細胞の中のたんぱく質の構造を解析する技術

首都大学東京の研究チームが、京都大学、独フランクフルト大学と共同で、生きた真核細胞の中でタンパク質の立体構造を詳細に解析する技術の開発に成功しました。

 細胞内はさまざまな分子が複雑に混み合った環境であり、その中で働くタンパク質の立体構造変化は生物活性に大きな影響を与えることが知られています。次の図は非常に複雑な酵素の複合体「ピルビン酸脱水素酵素複合体」です。

研究グループは、最新の核磁気共鳴分光測定法(NMR法)と情報科学的解析技術を駆使し、測定機器に細胞の生命維持装置を付加する工夫を重ねた結果、生きた真核細胞内に存在するたんぱく質の立体構造を原子レベルの分解能、0.05ナノメートルで観測することに成功しました。細胞内の環境ではタンパク質の立体構造が変化している現象を捉えることが可能になったという画期的な技術の開発です。ノーベル賞をもらっても良いレベルです。

生きた細胞の中のたんぱく質の構造を解析する技術
ピルビン酸脱水素酵素複合体
(Protein Data Bank Japan より)


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2019-05-24 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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