FC2ブログ

二酸化炭素からメタンを製造するメタネーション技術

株式会社IHIは、シンガポール科学技術庁傘下の化学工学研究所と共同開発したメタン化触媒を用いて、二酸化炭素からメタンを製造するメタネーション技術のデモ装置を開発しました。

この技術は生産・発電等の過程で排出される二酸化炭素を回収・再利用し、水素と反応させることで、メタンを生成する技術です。生成したメタンは発電用燃料や都市ガスとして利用することが可能です。この技術のポイントは、化学反応しにくい二酸化炭素を反応させる触媒の開発にあります。

今後は、二酸化炭素からメタノールより価値が高く、プラスチックや樹脂の原料として利用できるエチレンやプロピレンなどのオレフィン類を製造する技術の研究が行われています。

二酸化炭素を回収することが思いのほか低コストでできることがわかってきて、今、欧米ではベンチャーへ資金が次々に流入しています。大気中の鉱脈と言われているほどです。例えばアイルランドのスタートアップ、シリコン・キングダム・ホールディングスは年間400万トンの二酸化炭素を回収できるプラント建設を目指しています。400万トンといえば70万キロワットの火力発電所一基に相当します。下関市長府にある中国電力の火力発電所が58万キロワットです。

回収した二酸化炭素を原料として合成燃料を製造し、飛行機や船舶、車両の燃料として使用することによってカーボンニュートラルを目指しています。火力発電所の二酸化炭素排出量がマイナスになる日もそう遠くない状況です。

二酸化炭素からメタンを製造するメタネーション技術


この記事は科学のポッドキャスト「ヴォイニッチの科学書」です。 ヴォイニッチの科学書は毎週ホットな科学の話題をわかりやすいまとめて配信しています。
毎週1テーマを紹介する無料版は Apple Podcast で聴くことができます。
毎週5テーマを紹介してPDF資料も付く有料版はオーディオブックジェーピーで配信中です。定期購読はこちらからお申し込みいただけます
関連記事
スポンサーサイト



2019-06-28 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

おびおのプロフィール

おびお

Author:おびお
会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。
ツイッターアカウント:@cradiobio
ものことごはん:http://obio2.blog.fc2.com/

スヴァールバルの画像保管庫

スポンサードリンク

スポンサードリンク

ワトソンの検索窓

ロザリンド・フランクリンのダイアリー

09 | 2019/10 | 11
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

QRコード

QR