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触れずにヌメリをはかる

理化学研究所などの共同研究グループは、微生物の作用により物体表面に発生するバイオフィルムの有無を「水とのなじみやすさ」を指標とすることで、触れずに簡便に評価できる手法を開発しました。バイオフィルムは、流しに発生する“ヌメリ”の原因となるなど、水があればどこにでも発生し、環境・衛生に影響を与え、材料腐食などの原因となります。本研究成果は、住宅設備や水中構造物にバイオフィルムが付着することを防ぐための素材開発や、歯垢など生体表面に発生するバイオフィルムを制御する技術の開発に貢献すると期待できます。

 今回、共同研究グループは、バイオフィルムが水となじみやすい親水性の生体高分子(多糖類やタンパク質など)を多く含むことに着目しました。そこで、水で覆われた評価対象の物体表面に一定圧力の空気噴流を噴射するという簡便な操作を用いて、発生した「液体除去円」の大きさからバイオフィルムの親水性を評価しました。その結果、バイオフィルムの液体除去円は、清浄な場合と比べて小さくなり、親水性が高いことが分かりました。このように、液体除去円の大きさを清浄な場合と比べることで、バイオフィルムの有無を評価できることが明らかになりました。

触れずにヌメリをはかる
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2019-07-03 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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