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臨終間近の老星が変身する瞬間

太陽程度の質量を持つ星は、一生の最後に大きく膨らんで赤色巨星となります。その後は自身を形作るガスを噴き出し、「惑星状星雲」と呼ばれる天体を残して一生を終えます。アルマ望遠鏡を用いた鹿児島大学らの国際研究チームの観測で、老齢の星から噴き出すガスが、これまでにない解像度で描き出されました。

今回観測されたのは、わし座の方向7200光年の位置にある、連星系「W43A」です。詳しい分析の結果、ガスが噴き出し始めたのは今からわずか60年ほど前であることや、星の周囲のガスの分布がどのようであるかが明らかになりました。惑星状星雲の形成過程が60年という人間の寿命程度の時間で起こる現象であることや、吹き出すガスの速度が秒速175キロもの高速であることなどが初めて明らかになりました。

それよりもなによりも、恒星内部で合成された元素が宇宙空間にまき散らされる過程を見ていることにワクワクがとまりません。その仕組みを解き明かすことは、私たちの宇宙における物質進化の理解がより深まることにつながります。

臨終間近の老星が変身する瞬間


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2020-03-26 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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Author:おびお
会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。
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