今日読んだ本「CTは魔法のナイフ」

今日読んだ本
「CTは魔法のナイフ」
藤井正司さん著
飛鳥新社

 CTといえば先端医療で使用される断層撮影を行う装置ですが、この本は同じCTはでも医療用以外のCTを開発して実験をするお話。

 CTの一般産業への有効性というのは知っていましたが、医療用CTの施設に何かを持ち込んで断層撮影するのだろうと思っていましたらさにあらず、いろいろな物を「切る」ために現地に専用の物を作ってしまうと言うのだからマズ驚きです。

 この本にはそんないろいろなCTの開発苦労話や、得られたデータが紹介されているのですが、圧巻なのは「生きた牛用CT」人間よりはるかに巨大で重く、ちょっともじっとしていない猛獣の肉牛のCTを撮影し、肉質を出荷前に判断してしまおうというものすごいアイディアです。

 そんな巨大なCT装置は当然ありませんので、牛舎に隣接してCT棟を建設し、その中に専用のCTを作ってしまえというスケールの大きなお話。

 しかも、このプロジェクト、期待した通りの撮影ができず、CTが完成したあとに失敗してしまうのだからまたすごいっ!
「えー、こんだけのことやって失敗ですか・・・・」
みたいな。

 結局、この世界で唯一の生きた肉牛用CT、世界で初めて生きた牛の筋肉の断層撮影データをとったり、マンモスのCTに使われたり、それなりに活躍はするのですが、この落とし前どうついたのか、っていうのがやたら気になります。

CTは魔法のナイフ
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2012-06-16 : 今日読んだ・・・ : コメント : 0 :
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