Chapter-505 iPS細胞で薬の副作用を予測

 日本のLSIメディエンス社がヒトiPS細胞から作り出した心臓の細胞を使って血管系に作用する医薬品の心臓への副作用を調べるシステムを開発しました。

 新しい医薬品を開発する際には、かならず副作用の研究も行われますが、現在は多くの場合、ネズミや犬などの動物を使って実験を行い確認します。ですが、人間とネズミや犬では薬に対する反応が違うために、正確な実験を行うことができず、動物実験では問題が生じなかったのに人間では副作用が出てしまったり、逆にものすごく効果のある薬だと期待されても本来の治療対象とは関係の無いネズミで副作用が出たために開発が中止になったりして、何年もの期間と何十億円ものお金をかけた研究が失敗に終わると同時に、難病で苦しむ多くの患者さんが治療のチャンスを失うことも多くあります。

 このシステムでヒトiPS細胞由来の心臓細胞を使って実験を行うことによって、動物実験よりも正確な評価が可能となることが期待されています。特に今回開発されたシステムでは、循環系の薬を飲むことによって生じる不整脈や心不全を高い精度で予測することが可能だということです。



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2014-07-20 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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