今週の人工衛星101 ひまわり8号

圧倒的な高性能、期待の最新型気象観測衛星
101 ひまわり8号
(打ち上げ年:2014年、開発:日本・三菱電機)

「ひまわり8号」は日本の気象観測静止衛星、ひまわりシリーズの一機ですが、7号までとは次元の異なる高性能を実現した世界最先端の気象衛星です。

気象衛星の役目はもはや雲の画像を撮影するだけではありません。観測機器を設置して水蒸気や気温を測定することができない太平洋のど真ん中や、砂漠、山岳地帯の気象状況を宇宙から観測するための高性能なリモートセンサーも搭載しています。

7号では可視光線と赤外線併せて、5種類の波長帯(バンド)での観測を行っていましたが、8号では一気に16バンドでの観測が可能になりました。最もわかりやすい衛星の進化は、これまでひまわりからとどけられる雲の映像は可視光域の波長が1バンドしかなかったために、白黒写真でしたが3バンド、つまり、可視光領域を3種類の光の色で撮影することが可能になったので、画像処理によって擬似的にカラー写真を作り出すことが可能になったことです。

赤外線領域の高性能化と併せて、雲と火山灰とチリを識別したり、地上の職制の様子まで気象現象とセットで観測することが可能になります。これまで30分ごとに撮影されていた画像も、日本上空に限定して観測を行えば、2分30秒ごとに観測することが可能になり、2倍に向上した解像度と併せて、近年増加している竜巻や集中豪雨などの突発的な気象現象をリアルタイムで観測することが可能成りました。

日本のみならず、東アジアや西太平洋地域も含めた多くの国の人々に情報を提供し、天才による被害を少しでも軽減することが使命です。

ひまわり8号
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2014-11-01 : 人工衛星 : コメント : 0 :
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