今週の人工衛星108 MMS

地球磁場の精密測量を行う四つ子衛星群
MMS
(打ち上げ年:2015年3月、開発:NASA)

NASAは2015年中に同一の小型衛星4基を使った地球磁気圏観測プログラム、MMSミッションを開始します。MMSでは磁気リコネクションという現象の解明に挑みます。磁気リコネクションは磁場から熱や運動エネルギーが発生する現象です。地球磁場の作用で地球の周辺でも磁気リコネクションは起きていますが、その実体はほとんど解明されていません。

MMS衛星は地球周辺で過去の観測衛星によって確認されている磁気リコネクションが発生している現場に直接飛び込みます。その場所は2カ所あり、そのうちの一つ、太陽側の現場では太陽の磁場と地球の磁場が接続する部分で磁気リコネクションが起きています。太陽から放出されたエネルギーや粒子はこの部分がロウとのような役目をして地球磁場領域に注ぎ込まれます。地球の夜の部分にも現場があり、ここでは地球磁場同士が磁気リコネクションを起こしていますが、これがオーロラなどの発光現象を生み出すと考えられています。

磁気リコネクション観測衛星MMS
http://www.nasa.gov/mission_pages/mms/index.html

機能 磁気リコネクションの観測
搭載機器 EPS(磁気粒子検出器)
EPI(高速飛行エネルギー粒子検出器)
FS(磁場観測装置)
大きさ 観測装置を搭載したブームの長さ12.5m
打ち上げ 2015年3月 日(号機)
分類 無翼式

MMS衛星は全く同じ4基の衛星を宇宙空間にピラミッドフォーメーションで三次元的に配置して磁気リコネクションを立体的に計測しますが、その打ち上げはユニークでまるでペッツのようにロケットのフェアリングに装填された4基の衛星を順番に切り離して宇宙空間に放出します。

磁気リコネクション観測衛星MMS
http://www.nasa.gov/mission_pages/mms/index.html


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2014-11-24 : 人工衛星 : コメント : 0 :
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