Chapter-395 眠りにまつわる不思議な現象

時差ぼけ

 時差ぼけになりやすい人となりにくい人がいます。
 まず、早寝早起きが得意な朝型の人は、夜型の人よりも時差ボケの症状が強く出ることが知られています。また、歳をとるごとに時差ボケによる睡眠障害や日中の眠気・疲労感が強くなって時差ボケからの回復も遅くなるようです。
 ハワイや北米へ向かうことを「東行きフライト」、ヨーロッパ方面へ行くことを「西行きフライト」といいますが。人間の体内時計は25時間周期で、これを太陽の光で短く修正しています。そのため、体内時計をより多く調整しなければならない東行きは体内時計への負荷が大きく時差ボケの症状が強くでます。

頭内爆発音症候群

 頭内爆発音症候群というのは、原因や発症の仕組みが全く分かっておらず、治療方法も発見されていない病気で、眠ろうかなとウトウトしているときに、頭の中でいきなり「バーン」「ドカン」などの大きな爆発音、あるいはシンバルを鳴らすような音が聞こえる病気です。この爆発音はなんの前ぶれもなく起こり、痛みをともなわず一瞬で終わります。
 頭内爆発音症候群が初めて報告されたのは1988年イギリスでした。その後も報告は続いていますが、患者数の少ないまれな病気です。

睡眠関連下肢こむら返り、

 夜中に突然、脚の筋肉がつって痛さで目覚めるものです。
 加齢による疲労物質の蓄積や、過激な運動、長時間の歩行による筋肉が損傷により筋肉が収縮しやすい状態になることが原因です。糖尿病、肝臓疾患、内分泌疾患、神経筋疾患(、関節炎、脊椎疾患などにかかっている人が起こしやすい傾向もあります。

金縛り

 金縛りは寝ているときに意識ははっきりしているものの、体を動かすことができない症状です。金縛りは決して怪奇現象ではなく、睡眠麻痺という睡眠障害の一種です。
 金縛りはレム睡眠の時に発生します。つまり、脳は目覚めているのですが、筋肉は完全にゆるんでいる睡眠状態の時に、脳が完全に目覚めてしまうと、目玉は動かせ意識もあるのにからだは覚醒についてこれず眠ったままなので、ほとんどの筋肉を動かすことができず、胸を圧迫される感じや息苦しさを感じ、老婆が足の上にのっていると解釈してしまいます。また、変なものが見えたり聞こえたりする幻覚は、25~75%の人が経験します。

自己覚醒

 自己覚醒とは、次の日○時に起きようと意識して眠ることによって、誰からも起こされること無くその時間に正確に目が覚める現象のことです。
 自己覚醒は特殊な能力ではなく、毎朝、自己覚醒している人は、21~81歳の約半数にのぼるとされています。いずれも、通常の深い睡眠中に急に目を覚ますことが可能で、覚醒した時刻の正確さは、予定時刻の前後10分以内が40%、10分から20以内が20%となっています。

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2012-06-24 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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