Chapter-397 バイオマス由来合成ゴム/ヤルコフスキー効果

太陽光で小惑星が動く「ヤルコフスキー効果」を精密測定

 小惑星からのサンプルリターンを目指す探査機「オシリス・レックス」ミッションに備えて、NASAの研究チームは目標天体「1999 RQ36」の軌道を詳しく調べました。1999年と2005年、そして2011年に、アレシボ電波望遠鏡などを使って「1999 RQ36」電波観測したところ、12年の間に、重力計算で得られた軌道から160kmずれていることがわかり、このずれはヤルコフスキー効果によるものであると結論づけられました。

 「ヤルコフスキー効果」とは、19世紀のロシアの技術者イワン・ヤルコフスキーが提唱したもので、太陽光の吸収と熱放射のために発生するわずかな推進力で小天体が動くことを言います。

 この小惑星は7000万トンもの重さがありますので、ヤルコフスキー効果は非常に小さく、長期間にわたって非常に精密な測定を行わなければ検出できないレベルです。測定に求められる精度はニューヨークからロサンゼルスまでの距離を数cmの誤差で測定するようなものです。

 アメリカ版「はやぶさ」ともいえる「オシリス・レックス」は2016年に打ち上げられ、2019年に小惑星「1999 RQ36」に到着、サンプルを採取したあと2023年に地球に帰還する計画です。
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2012-06-30 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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