スバールバルのノアの箱舟 その後

2008年6月28日のヴォイニッチの科学書(ここをクリック)で紹介した世界中の食用植物の種子を保存しようというスバールバル世界種子貯蔵庫が6周年を迎えたそうです。

スバールバル世界種子貯蔵庫

北極圏にあるノルウェー、スバールバル諸島の高度な施設に82万619品種の種子を貯蔵しています。食べ物の遺伝的多様性を保存することが狙いです。品種改良によって美味しくてたくさん収穫できる植物が増えるのは良いのですが、品種改良で遺伝子多様性が失われると、ちょっとした気候の変化や病気で世界中の作物が1日ですべて絶滅してしまう可能性があります。

スバールバル世界種子貯蔵庫

2014年に初めて日本の植物の種子がここで保管されることになり、伝統的な和食を作るのに欠かすことのできない大麦575品種が保管されました。醤油、ミソ、麦茶、スーパードライなどを作るのには欠かすことのできない作物です。

スバールバル世界種子貯蔵庫

本当に遠い未来は、人間は食へのこだわりを失っていて(失わざるを得ない地球環境に追い込まれていて?)、アミノ酸とか脂肪なんかを3Dプリンターで印刷した食べ物で満足しているのかもしれないですけど、そのさらに未来、人類が絶滅し、地球も不毛の大地となった数億年後、この施設が自然に崩壊するか何かして保管していた種子が放出され、新たな地球で芽吹くんじゃないか、とか考えるのもおもしろそうです。

もし、そんな時代の地球で誕生した植物たちが進化して知能を持ったら、きっと自分たちはどこからやってきたのか
について研究する科学者(科学植物?)が登場して、やがて古代遺跡となったこの種子保管施を発見し、「我々の前にこの惑星には知的生命体がいたのだ!」とか言って驚くのでしょうか。

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2015-03-22 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。でも、楽しいことしかしません。楽しいことしかできない病、TD! それがおびおなのです。
苦手な食べ物:シーチキン、レバー、昆虫系
Web:ヴォイニッチの科学書
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スヴァールバルの画像保管庫

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