骨粗鬆症治療薬がCOPD治療作用を持つことを発見

COPD(慢性閉塞性肺疾患)はタバコを吸う人に多く発症する呼吸器の病気で加齢と共に肺活量が少なくなり常に呼吸困難な状態となってやがては死に至ります。肺の中で酸素交換を行う肺胞という構造が炎症によって破壊されるため、治療方法はなく、禁煙と薬物療法によって悪化を抑えるのが精一杯です。

群馬大学と自治医科大学の共同研究チームが実験的にCOPDを発症させたマウスに骨粗鬆症飲み薬として広く用いられているビスホスホネートを吸入させることで、症状が改善することを発見しました。

吸入されたビスホスホネートは肺胞に存在して炎症の原因となっている白血球(マクロファージ)に選択的に取り込まれ、ビスホスホネートは肺胞マクロファージの代謝経路を抑制し炎症の原因となる物質の放出を抑制すると共に、アポトーシスを誘導することが判明しました。

COPDの薬物治療は現在、対症療法が中心ですが、ビスホスホネート吸入がCOPDの根本的な原因を標的とする新規治療法となる可能性を示すと考えられます。
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2015-03-29 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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