筋萎縮性側索硬化症治療に挑む

筋萎縮性側索硬化症(ALS)は運動を司る神経細胞が死滅する結果、全身の筋肉が動かなくなる治療法の無い難病で国内に9000人の患者がいます。

名古屋大学の研究者らはALSの進行には脳を構成する細胞の一種であり、神経細胞の働きを調整するアストロサイト細胞が作り出すタンパク質TGF-βによって神経保護細胞の機能が低下させられてしまうことが関与していることを明らかにしました。

これまでもすでにALS患者の血液中にはTGF-βの量が多いことがわかっていましたが、ALSの症状を再現した実験用マウスにおいて、アストロサイトが正常なマウスに比べて大量のTGF-βを分泌していることが確認され、人為的にTGF-βの量を増加させるとそのマウスの寿命が13%も短くなることがわかりました。

一方でTGF-βをブロックするとALSマウスの寿命が6%延びたことから、TGF-β阻害剤がALSの治療薬になる可能性が見いだされました。



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2015-04-18 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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