Chapter-546 10年以内に地球外生命体を発見できるか?

地球外生命探索のキーポイントは液体の水が存在していることなので、今のところ有力候補は木星の衛星エウロパ、土星の衛星エンケラドス、火星などに絞られます。

特に液体の水の海があるエウロパとエンケラドスについては、着陸そして衛星の表面を覆う氷を割ってその下の海底まで潜水できる宇宙・海中兼用探査機の投入が期待されます。火星は生命がいるとしてもあの過酷な環境では微生物限定かもしれませんが、エウロパとエンケラドスではチューブワームのような貝、カニやエビのような生物が海底の熱水噴出口周辺から発見されるかもしれません。

エウロパ  
エウロパはガリレオ・ガリレイによって1610年に発見された木星の第2衛星です。直径は3,138キロメートル、表面積は30,900,000平方キロメートル。表面は3キロメートル以上の厚さの氷で覆われています。木星に非常に近く近くをイオやガニメデも公転しているために大きな潮汐力を受け常に激しくもみくちゃに変形しているため内部は温度が高く、水深百キロメートル以上の海が存在し、海底には深海熱水噴出口もあると思われます。

エンケラドス  
エンケラドスはウィリアム・ハーシェルによって1789年に発見された土星の第2衛星です。直径は500キロメートルです。エンケラドスも内部は比較的温度が高いようですが、熱源は不明でエウロパ同様の潮汐力であろうと思われています。カッシーニ探査機による観測の結果、エンケラドスの表面は非常に新しい氷で覆われており、氷を吹き出す氷の火山や水蒸気の大気、地殻変動が起きた子を示す亀裂も確認されていることから内部には液体の水があってそれが衛星の表面に供給され続けているようです。また、深海熱水噴出口で90度以上の水温で特徴的に作られる粒子も観測しているため、エウロパ同様、海の底には生物が活動できる環境がありそうです。



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2015-05-10 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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