巨核球ぱっか~ん

血液中には白血球、赤血球、血小板の3種類の細胞成分が含まれています。血小板の役目はケガなどで血管から血液が流出した際の止血です。白血球の数は炎症時には急激に増加することがわかっています。

血小板のもとになっているのは骨髄にある巨核球という細胞です。巨核球から血小板が作り出されるとき、巨核球は非常に長い足をのばしてその先端からポロポロとちぎれて血小板になります。

ですが、この方法だけでは炎症時に必要な大量の血小板をまかなうことはできないため、これ以外の第2の血小板の生成方法があるのではないかと思われていました。

自治医科大学と京都大学の研究チームは生きたマウス体内での骨髄細胞を観察する顕微鏡技術を開発し、空間解像度0.0003ミリメートルで毎秒30コマの三次元動画撮影を行ったところ、巨核球から血小板が生成する様子を血小板1個ずつのレベルで捉えることに成功しました。

その結果、これまでの血小板の生成もたしかに確認されましたが、これとは別に巨核球が破裂して血小板を短時間かつ大量に作る過程があることを発見しました。この血小板生成のメカニズムはこれまでまったく知られていないものでした。この破裂型造血は普段はそれほど起きておらず、炎症時などに一過性に増加するようです。

さらに、炎症時に巨核球を破裂させるメカニズムを調べたところ、IL-1αという物質が制御していることが確認されました。このメカニズムを利用して血小板が不足している患者にIL-1αの作用を誘導することによって輸血すること無しに治療を施したり、血小板をiPS細胞から大量に製造する技術の開発などに応用できそうです。
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2015-05-17 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 1 :
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突然すみません。
初めましてあの、ブログ読んでる内に…
ファンになってました(o゚▽゚)o
なんかこう純粋な優しさを感じたんです。

私、泥沼にはまり身動き取れないような状態で…
ついてないことばかりで答えが見つからず、というか答えを探すべきなのかさえわからなくなっているというのか

でもそんな今だからこそここに辿り着けたのかもしれませんo(^-^)o
ありがとうございます☆

あの…ほんのすこし私の悩みをきいてもらえたりしないでしょうか。
突然で困らせているかもしれませんが頼れる人がいないことでも悩んでいてcradiobioさんに聞いてもらえたらもっと心が軽くなる気がするんですo(^∀^*)o

お返事を本当に心から待ってます。
2015-05-17 13:27 : ヴェール URL : 編集
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会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。でも、楽しいことしかしません。楽しいことしかできない病、TD! それがおびおなのです。
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