肥満防止薬の新ターゲット

みなさん、肥満対策は何をしておられますかね?

そもそも、そういう概念に縁の無い方は良いのですが、いろいろと思案しておられる方は多いのではないかと思います。個人的には薬で何とかなるといいな、と思うのですが、少々の肥満では薬は出してもらえません。生活習慣の改善とかいって、したくない運動をムリヤリさせられたり、食べたいものを我慢させられたりすることによる生活の質の低下は、はたして生活習慣の改善なのか? と思うこともたまにあります。

肥満の治療のための薬といえば、食欲を失わせる薬などが知られていますが、肥満のメカニズムそのものをターゲットとした安全でよく効く肥満の治療薬はありません。

京都大学の研究者らは肥満治療薬の新たなターゲットとして、内分泌系に関係している新規な因子として発見された「neudesin」と名付けられた遺伝子が有効であることを発見しました。

マウスの実験でneudesin遺伝子を破壊しても正常に誕生し、外見に特に異常は認められませんでした。ところがneudesin遺伝子を働かなくしたマウスは体やせており、しかも普通のマウスでは肥満になってしまうような高脂肪食を与えても極めて太りにくいことが分かりました。下の図は普通のマウス(左)とneudesin遺伝子を働かなくしたマウス(右)に高脂肪食を与え続けた結果です。

肥満防止薬の新ターゲット

・・・左のマウスもぽっちゃりとしてなかなかカワイイかな、とも思います。

このマウスではえさの摂取は普通でしたが、エネルギーの消費量が増えており、比較的体温が高く消費量が更新しているために肥満にならない元推測されます。この遺伝子ターゲットは、生活の質を落とすこと無く肥満に特徴的な症状を抑える効果的な薬を開発するためのターゲットでとして有効である可能性があります。
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2015-05-17 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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