今日読んだ本 「ビブリア古書堂の事件手帖」

今日読んだ本
ビブリア古書堂の事件手帖
三上 延 さん著(メディアワークス文庫)

 北鎌倉駅近く、線路沿いの自動車がやっと離合できる程度の細い道路沿いにある創業50年の古書店「ビブリア古書堂」を舞台にした人間ドラマを古書に絡ませて謎解き風に読ませるライトノベルです。設定はフィクションですが、登場するたくさんの古書は実在する名著ばかりです。

 高校生の頃、良く通った古書店が北九州市小倉北区にありました。

 んーっと、なんていう通りだったか・・・旦過市場よりも1本紫川よりの通りで先の方に家電量販店のデオニーがあった通り。そこの書店のガラスウインドウに大阪建設業協会が発行した「EXPO'70 21世紀への創造」というとても大きくて重い本があって、これが何の本かというと大阪万博の建築に関するかなり詳細な書籍なのでした。

 当時、この本が欲しくて欲しくてたまらなかったのですが、今でも価格を覚えています、1万3000円。古書としてはそれほど高い本ではないのですが、1980年代の高校生にとって1万3000円は高嶺の花です。でも、その本が欲しくて、買えもしないのに足繁くその古書店に足を運んでいたのでした。

 やがて、大学に入学し北九州市を離れたのですが、1年だったか、2年だったか、とにかくずいぶん後にその書店を訪れたときにはその本はすでに売れて無くなっていました。あれほど欲しかった本なのに「あ、売れたの・・・」くらいの感想だったのを覚えています。

「ビブリア古書堂の事件手帖」は両親のあとを継いで店主となった大学を卒業したばかりの女性とその店のアルバイトの元ニート少年を中心にお話が進みます。高校生から定年退職した老人まで様々な人がこの古書堂を訪れます。皆それぞれに悩みを抱えているのですが、店主が巧みに名著を引用しながらその悩みを解きほぐしていくストーリーです。事件手帖とは言っても謎の密室殺人などは起きません。ごく普通の誰もが持っている、他の人に明かすことのできないちょっとダークな部分、それを解決することによって、それぞれの新たな一歩を歩み始める手助けをするのです。

ビブリア古書堂の事件手帖
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2012-08-28 : 今日読んだ・・・ : コメント : 0 :
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