精子を作るメスのメダカ

基礎生物学研究所、九州大学、岡崎統合バイオサイエンスセンターの共同研究チームは、生殖細胞が精子になるか、卵になるかを決定する遺伝子を脊椎動物で初めて発見しました。

オスが持つ生殖細胞は精子であり、メスが持つ生殖細胞が卵であることは当たり前ですが、生殖細胞が精子になるか卵になるかを決定する遺伝子はこれまで見つかっていませんでした。

この遺伝子を見つけるために研究者らは生殖細胞の中ででオスとメスで違いのある遺伝子を探索しました。その結果、メスの生殖細胞だけで機能しているfoxl3と呼ばれる遺伝子を発見しました。そこで、メダカの遺伝子を操作してfoxl3が無いメダカを作り出したところ・・・

精子を作るメスのメダカ

foxl3の無いメダカは身体の構造は紛れもないメスだったのですが、卵巣の中で正常な精子が作られていることがわかりました。つまり、foxl3はメスの生殖細胞の中で精子ができないようにしている遺伝子だったのです。

オスでこの遺伝子がどのようになっているかはまだわかっていませんが、オスではもともとY染色体上の性決定遺伝子によってfoxl3が抑制されているものと思われます。



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2015-06-18 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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