Chapter-559 HDST

2015年7月25日 Chapter-559 HDST

NASAが2030年に圧倒的超高性能の宇宙望遠鏡を実用化すると発表しました。

ハッブル宇宙望遠鏡は反射鏡を1枚で口径2.4メートル、現在開発中の次世代宇宙望遠鏡JWSTは18枚で口径6.5メートルですが、HDSTは54枚もの反射鏡で構成される予定です。  

この宇宙望遠鏡を使用すれば、生命が存在するかもしれない惑星を直接観測できる可能性があります。それらの惑星が反射したり、それらの惑星の大気を通過したりした光を解析することによって、惑星の成分を知ることができます。たとえば、酸素は非常に反応性が高いので、何らかのメカニズムで供給されなければすぐに無くなってしまいます。つまり、ある惑星の光を観測してそこに酸素が存在する証拠が見つかれば、植物が存在している可能性が高く、もしその惑星が植物豊かな惑星で葉緑素の緑色が観測されれば、植物が存在しているどころか、知的生命体がいるかもしれません。  

また、わずかな光も観測できるので、宇宙の遙か彼方を詳細に観測することも可能です。遠くを観測することは宇宙の誕生初期の様子を観測することと同じですので、ひょっとすると非常に初期の宇宙を写真に撮ることができるかもしれません。  

気になる費用ですが、JWSTが50億ドルですので、ちょっと今は想像もつきません。ただ、JWSTのためには新技術が多く開発されましたが、HDSTにはJWSTの技術の多くが流用できるとため、技術開発費は削減できそうです。  地球人類がそのほかの惑星を見る技術を持つ時代になったと言うことは、近くに知的生命体の住む惑星があれば同様の望遠鏡を開発してすでに地球を見ているかもしれないですね。



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