ついに医薬品(製剤)を印刷で作る時代がマジで来た

米国で医薬品の販売許可などを取り仕切っている政府機関 FDAが Spritamという医薬品を承認しました。
この医薬品は抗てんかん薬なのですが、世界で初めての3Dプリンターで印刷して製剤を作る医薬品です。

製剤というのは、私たちが普段口にする医薬品の形状のことです。
実はあのカプセルや錠剤の中には医薬品はほんの少しの効果を発揮するに十分な量しか含まれておらず、残りは薬が溶ける時間を調整したり、薬の体内への吸収を調整したり、飲みやすさを調整したりする添加物です。

通常は医薬品成分とそのような添加物成分を練って錠剤に加工するなどするのですが、Spritamでは医薬品成分と添加物の多層構造を3Dプリンターで作成することにより、ごく少量の水で飲んでも適切に効果が出るように工夫されています。

将来的には個人の遺伝子バリエーションや胃内pHなどの情報を元に、調剤薬局に設置された製剤3Dプリンターで、一人一人に最適な製剤を提供するオーダーメイド医療、なんてのも登場するかもしれませんね。もっとも、製剤自体もFDAや厚労省が確認を行いますので、現在の法律の下では難しいかもしれませんが。
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2015-08-18 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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