痛みは病気の結果であると同時に原因でもあることが判明

痛みは多くの病気に共通する症状で、人間が痛みを感じなければ生命の危機に瀕してもそれに気づかない可能性が高いため、遺伝子の保存において重要な役目を担っていると考えられています。つまり、もっぱら病気の結果として痛みがあると思われていたのですが、痛みが病気を悪化させることもあることが北海道大学の研究でわかりました。

多発性硬化症のモデル動物において、実験的に痛みを与えると多発性硬化症が悪化し、逆に鎮痛剤を与えるとその症状が改善したのです。さらに、多発性が一時的に治まっているマウスに痛みを誘発させたところ多発性硬化症が再発しました。痛み以外の刺激で多発性硬化症が再発することはありませんでした。

人間の場合、多発性硬化症は再発と症状が治まった状態を繰り返し、痛みを伴うことが知られていますが,今回の発見は痛み自体が多発性硬化症の再発のきっかけとなることを示唆しています。このことは、痛みを起点とする情報伝達経路を遮断する医薬品が多くの病気の再発を防ぐ新たな手段になる可能性があります。
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2015-08-19 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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