iPS細胞、患者用についに供給開始

iPS細胞、患者用についに供給開始
京都大学iPS細胞研究所

京都大学iPS細胞研究所が大日本住友製薬に対し、再生医療に使うiPS細胞の提供を開始しました。
待望の患者移植向け細胞の初の提供です。

大日本住友製薬は細胞を増やして凍結保存ストックを構築し、独自の供給体制を整え、臨床試験を実施する研究機関に供給します。 理化学研究所が2017年に予定している加齢黄斑変性の臨床試験用細胞も大日本住友製薬の関係する研究企業で網膜細胞を作成した後に同社より供給されます。

大日本住友製薬自身も京都大学と共同でパーキンソン病の患者にiPS細胞から作った神経細胞を移植する臨床試験を開始する計画です。

一方、IHIはiPS細胞などヒト幹細胞の大量培養装置を2016年1月末までに開発すると発表しました。計画通りに開発が進めば2019年ごろには大学病院などへの販売を始めることを検討しています。

IHIが細胞培養ビジネス、というとちょっと意外な気がしますが同社はバイオ医薬品製造に関する装置の設計制御技術、細胞倍容疑津術共に優れており、同社自ら動物幹細胞培養の研究を行っています。2013年にはすでにマウスES細胞の大量培養技術を確立しています。

民間企業がiPS細胞の供給を行うビジネスを開始したことで、実用化研究が加速することが期待されています。
ES細胞やiPS細胞が誕生した時点で将来の再生医療時代を見抜き、地道に技術開発を続けてきた企業がいよいよ収穫期に入ってきた、そんな気がします。

拙著「なにがスゴイか万能細胞」もよろしくお願いします。
     
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2015-08-19 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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