ニンニクの重要成分の生合成経路が解明された

まず「生合成経路」というのは、生物(動物でも植物でも最近でもおk)の体内、細胞内で何かの分子が作り出される手順のようなものです。

生物の細胞内には自然界には滅多に存在していない分子が大量に存在しています。それらはみな、何か普通に存在する一般的な物質を原料にして「生合成」によって細胞の中で作り出されたものです。作り出される手順である「生合成経路」を解明することは生命のメカニズムを知る点でも重要ですし、食品などの場合は生合成経路を制御することによってより有用な機能を増強させることも可能です。

ニンニクの重要成分の生合成経路が解明された

産業上有用であっても生合成経路の解明されていない物質は非常に多く、ニンニクの効能成分もその一つでした。
千葉大学の研究者らは理化学研究所、ハウス食品グループ本社、湧永製薬と共同で、ニンニクの効能成分、である硫黄原子を含む分子「アリイン」合成に関わる酵素遺伝子を発見し、愛隣の生合成経路を解明しました。アリイン生合成経路の解明は1960年代から多くの研究者が取り組んでいましたが、誰も成功していませんでした。

アリインの最終的な合成段階に関わっている酵素はAsFMO1と名付けられた酵素でこの酵素によって硫黄原子が酸化されてアリインが完成するようです。また、AsFMO1はその名前から想像できるとおり、フラビン含有モノオキシゲナーゼ(FMO)でした。

ニンニクの重要成分の生合成経路が解明された
図は千葉大学プレスリリースより

カリッと炒めたニンニクは大好きなのですが、次の日の体臭が気になって金曜日と土曜日にしか食べられないのが残念です。
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2015-08-19 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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