原子サイズの3Dプリンターも誕生するか!?

触媒の分子構造がおもしろいですね。
ロボットアームのアームの長さを調整することによってこれまで置換基を入れにくかった場所に選択的に置換基を導入する触媒。
三次元で動く工作用機械みたいな触媒です。
ベンゼン環のメタ位に置換基を入れようってわけですが、ここは今までの有機合成反応では選択的に導入することが難しい、これを何とかしていっていう東京大学と科学技術振興機構の研究です。

官能基を位置選択的に導入するために・・・
(1)置換反応を進行させる「反応部位」 ・・・置換基の導入をする部分
(2)芳香環の1つ目の置換基を認識する「認識部位」 ・・・足場になる場所を決める部分
(3)これらの部位をつなぐ「架橋部位」 ・・・足場と反応部位の距離をぴったりと調整するスペーサー
の3つの部位から構成される独自の触媒分子。

このように水素結合により芳香環上の官能基を認識することでメタ位に選択的に官能基を導入する反応は世界的に例がないとのことです。また、温和な条件下でグラム単位の反応でも比較的高い収率で目的の化合物が得られることも確認済みだそうですので、環境に優しい合成反応でもあるようです。

芳香環上の官能基を認識することでメタ位に選択的に官能基を導入するロボットアーム触媒

この技術を応用すれば、原子サイズの3Dプリンターが開発できそうです。
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2015-09-05 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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