Chapter-385 ゴリラのゲノム解読に成功

 欧米の研究チームがゴリラのゲノム、つまり全ての遺伝子情報の解読に初めて成功しました。ゲノムが解読されたのはアメリカ、カリフォルニア州サンディエゴ動物園に暮らすメスのニシローランドゴリラ「カミラ」さんです。

 カミラさんのDNAは2008年に採取され、その後解読が続けられて2012年、ゲノム解読の結果が公開されました。これで、大型類人猿、つまりヒト、チンパンジー、ゴリラ、オランウータンのゲノムがすべてそろったことになります。

 イギリスにある医学研究慈善団体ウェルカム・トラストのサンガー研究所に所属する遺伝学者リチャード・ダービン氏らのチームによると、ヒトとゴリラの遺伝子の一部は驚くほどよく似ているということです。つまり、ヒト、チンパンジー、ゴリラの陰電子の関係を解析すると次の3つのことが言えます。

・ヒトゲノムの70%はチンパンジーと似ている
・ヒトゲノムの15%はゴリラに近い
・残りの15%はチンパンジーとゴリラの間で類似性が高かった

 ヒトとチンパンジー、ゴリラが古代に同じ祖先から分かれたことは化石研究から判明していますが、化石を調べるだけでは、それらがいつ別々の進化の道を歩み始めたのかはよくわかりません、今回の遺伝子研究と既知の化石情報を総合すると、「ヒトとチンパンジー」の系統がゴリラと分化したのは約1000万年前、そして約600万年前、ヒトとチンパンジーが枝分かれしたらしいことがわかりました。
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2012-05-01 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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