リンパ球(改)でがん治療

山口大学の研究者らががん患者の血液から取り出したリンパ球を遺伝子操作で改変し、強力ながん治療効果を付与した後に患者に戻す新たな治療方法を開発しました。

改造リンパ球の表面には特定の蛍光物質に結合する「キメラ抗原受容体」と呼ばれる分子が付与されています。がん患者に、がん細胞に結合する性質のある蛍光物質を投与したうえで、この改造リンパ球を投与すると、患者の体内でがん細胞と蛍光物質が結合し、さらにそこに改造リンパ球が結合して、リンパ球が元々持っている免疫作用によってがん細胞を選択的に攻撃します。

同様の治療方法はすでに米国で開発されていますが、米国法はリンパ球自身にがん細胞に結合する能力を付与しています。山口大学の方法の異なる点は、蛍光分子を結合用アタッチメントとしてがん細胞とリンパ球の間に挟み込んで結合する点で、アタッチメントのがん細胞側の構造を変化させることによって様々ながん細胞にリンパ球を結合させることができ、さらにがん細胞が耐性を持ちにくいと思われる点です。

また、がん細胞に結合しないニセアタッチメントを患者に投与することによって、免疫反応の効き過ぎを調整することも可能です。
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2015-10-04 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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