アンモニアガスタービン発電

アンモニアは容積あたりの水素原子含有率が高いため、水素を大量に貯蔵・輸送するための材料(=水素キャリア)、特に発電用途において活用するための研究が積極的に進められています。

そんな中、東北大学が100%アンモニアガスによるガスタービン発電(41.8kW)に成功しました。100%アンモニアは燃料中に炭素原子を全く含まないため、二酸化炭素を全く放出しない発電が可能です。

アンモニアを燃料とした発電についてはこれまで、アンモニアが着火しにくいこと、アンモニアの燃焼が遅いことなどが理由で実用化されていませんでしたが、タービンの改良やガスタービンの起動時の20分間だけ灯油を燃焼させて発電機を立ち上げその後100%アンモニア燃焼に移行する技術の開発によってアンモニア専燃のガスタービン発電が可能になりました。

アンモニアは水素を直接扱うよりも船舶輸送や陸上のタンク貯蔵に有利です。瞬間的な大出力が必要な自動車用途には水素、発電所のように長時間動かし続ける用途にはアンモニア、など使い分けることによってより環境負荷の小さなエネルギー供給が可能になりそうです。
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2015-10-04 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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