運動中突然死を起こす遺伝子変異

マラソン大会などの運動中に突然死する人の割合は1万人に1人とされています。

その原因については、もともと心筋症などの疾患を抱えていたことなどが考えられますが、そのような「持病」だけですべての死亡例を説明することはできず、心臓が健康な人においても、突然死が発生することは珍しくはありません。

東京医科歯科大学難治疾患研究所の研究者らは、心臓で電気信号を伝達し、心機能の強化に関わっている His-プルキンエ細胞の IRX3 という遺伝子が運動中の不整脈による突然死をもたらす遺伝子であることを確認しました。IRX3 の遺伝子に異常があると一見正常な心臓であっても致死的な不整脈が発生する可能性があることや、致死的不整脈は運動などの交感神経の緊張が高まったストレス下で生じることが明らかになりました。

今後は、マラソン大会の事前健康診断では、単なる問診や自主回答ではなく、IPX3 遺伝子を調べることによって、運動の負荷をかけてはいけない人を見つけ出すことが可能になるかもしれません。
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2015-10-16 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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