エンケラドスにカニやエビがいる可能性がますます高く

地球以外の天体に生命体がいるかどうか、まだ何もわかっていません。
ですが、木星や土星の衛星のいくつかは生命が存在できる環境が整っているのではないかと思われています。
様々な探査機による調査結果を総合して考えて、生物にとって最も恵まれた環境にあると思われるのが土星の衛星エンケラドスどす。

エンケラドスは厚い氷に覆われていますので、地表は生物が存在できないほど寒い環境にありますが、土星と衛星の引力でいろいろな方向から引っ張られてもみくちゃにされていますので、内部には熱源があります。NASAの土星探査機「カッシーニ」による観測結果を分析したところ、厚い氷の下には豊かな密閉された海が広がっており、その下の大地は岩石質で、微生物が暮らす環境としては非常に適しているかもしれないことがわかりました。

かつては、生命が存在するためには太陽の光や太陽エネルギーの供給が必要であるとされていましたが、地球上において地下から噴出する熱水だけをエネルギー源として構成されている生態系があちこちの深海底で発見されました。エンケラドスの地下海の底もちょうど地球のそのような環境と同じではないかと思われます。

地球の場合はそのような深海底の熱水の周辺には太陽を必要としない独特の微生物、カニ、エビが大量に生息しています。とすれば、エンケラドスの海底にそのような生態系が存在している可能性は十分にあります。残念ながらエンケラドスの分厚い氷の下にある海を探査する技術は発明されていませんが、エンケラドスの南極付近からは地下からわき出した海水が噴き出しています。この巨大噴水の中に何が含まれているのかを調べることによって、海底下の生態系がどのような状態であるかをある程度予測することができるのではないかと期待されています。

科学者はみな意見を述べるのに慎重ですので表立って何も語りませんが、おそらくエンケラドスの海底にはエビやカニがうじゃうじゃと生息しているはずだ、と考えています。

エンケラドスにカニやエビがいる可能性がますます高く
NASA/JPL
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2015-11-03 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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