和食の技術をiPS細胞に

新鮮な魚介類が和食の主役ですが、魚など生鮮食品の鮮度を保つために開発された冷凍技術が iPS細胞の保存にもまさに「活かされる」ことになりました。

慶応義塾大学と千葉県のベンチャー企業アビー社などは人間のiPS細胞由来神経幹細胞を凍結保存する技術を確立しました。た。アビー社が持つ鮮魚を凍結する際に磁場をかけて細胞内部の水分子を振動させ、氷の結晶が大きくなって細胞が壊れるのを防ぐ技術を細胞の凍結保存に応用したところ、移植用神経幹細胞の長期保存にめどが立ったとのことです。

この方法の導入によって、凍結神経幹細胞の解凍後の生存率が従来の30%から70%に大きく向上しました。また、磁場による細胞への悪影響もまったく見られませんでした。脊髄損傷などの受傷後直ちに移植手術をすることが治癒率を高める疾患においては、幹細胞を大量に凍結保存でストックしておく必要があります。

幹細胞もお刺身もどちらも鮮度が重要ですので、食品の鮮度を高めるための技術開発にあらゆる努力をしてきた成果ですね。
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2016-02-10 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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