光も一方通行になることがありうることを発見

東京大学と東北大学の共同研究チームはメタホウ酸銅という青色の結晶が、ある向きに進む赤外光に対して透明なのに対して、逆向きに進む同じ波長の光に対して不透明であることを発見しました。

光は物質中をある向きに通り抜けることができれば、逆向きにも通り抜けることができることが当然です。科学的には「一つの物質中を互いに逆向きに進む同じ波長の一対の光は同じ割合だけ吸収される」と言います。ですが、近年、この一対の光の吸収に差が生じる場合が見いだされました。これを方向二色性と呼びます。これまで発見された中ではメタホウ酸銅の方向二色性が最も大きく、一対の光の吸収の強さの比が最大で3倍でした。これを無限大にしたものが一方向透明現象です。

今回発見され一方向透明現象は、低温強磁場下という極端な条件下ではありますが、これまで全く知られなかった特殊な現象で光通信、光コンピューター、マジックミラーに変わる特殊な窓材などへの応用が期待されます。
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2016-02-21 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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