Tレックスはイヌくらい小さかったけど大きくなった

進化というのはふしぎなもので、大人気の恐竜Tレックス。博物館の骨格標本は見上げるほどの巨大さですが、あれは絶滅間際の姿で、最初はイヌくらいの大きさしかありませんでした。

チラノサウルスの仲間の化石で最も古いものは1億7000万年前に生きていたものですが、その後7000万年間くらいは小さいまま生き続けていました。その後、たった2000万年であれほど巨大な生物に進化したことがわかっています。

米スミソニアン国立自然史博物館や米サンディエゴ州立大学はチラノサウルスの進化の研究に精力的に取り組んでいます。そこの研究者らの報告によると、チラノサウルスがあれほど巨大化できたのは、ひょんなことから高度な知能、特に嗅覚や聴覚において、同時代の恐竜たちを圧倒する能力を獲得したためだったようです。それによってかつては草を食べて細々と生き続け、他の大型恐竜のごはんとしての存在だったチラノサウルスが、頭を使って敵から逃れたり、捕食行動を行うようになり、その後に肉体の強靱化、巨大化が起きたようです。

肉体の強靱化、巨大化と言えば「進撃の巨人」が思い出されますが、チラノサウルスは同一の個体で大きくなったり小さくなったりはできないものの、進化のメカニズムとしての人間の巨大化と強靱な肉体の獲得はあり得ないことではなく、1億年程度昔には同じこの地球上でチラノサウルスがあのような変化を遂げていた事実はにはちょっと驚きます。

#ただし、Tレックスを切り裂いても中から小さなチラノサウルスが出てくることはありません・・・
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2016-03-26 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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