Chapter-594 気候変動について

2016年3月26日 Chapter-594 気候変動について  

最近、天気が激しくなっている気がします。猛暑だとか豪雨だとか極端ですし、自然災害も突然激しく発生したりしています。

二酸化炭素濃度の変動については、工業が盛んになってきた18世紀半ばから年々増加し、2014年の年平均値は400ppmでした。二酸化炭素濃度の上昇が地球環境に大きな影響を与えると言われ始めたのは1970年代のことでしたので、それ以降ほとんど無策で現在に至っていることになります。

IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は学術論文による気候変動の評価を進めていますが、評価報告書最新版では、19世紀終わりの工業化前の1750年頃と、2003~2012年の平均値とを比較すると0.78度の上昇としています。温度上昇分の熱エネルギーはその90パーセントが海洋に蓄積されていて、私たちが直接感じる大気への熱の蓄積は善良のうち1%程度ですので、私たちが感じ取れることだけで気候の変動を判断することは困難な状況です。

海がエネルギーを吸収した結果、海水が膨張し地球全体の平均海面水位が上昇します。よく言われる氷河の溶解は海水面の上昇に対してはあまり大きな影響はありませんが、陸域の貯水量の変化と共に若干の影響を及ぼします。  

今後地球がどうなるのかについて、新しい気候モデルシミュレーションでは

・工業化以前と21世紀末の予想を比較すると、気温上昇は2度以上、特に北極域の気温上昇が著しいこと
・雨の多い地域と乾燥した地域の差がますます大きくなり、雨季と乾季の降水の違いが極端になること
・日本で言う梅雨に相当する季節が現れる地域が広くなり、降水も強まること、またすでに梅雨のある地域では、梅雨の始まりには変化はないものの、梅雨の長期化が進むこと  

などが予測されています。



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