巨大肉食恐竜 スピノサウルス

巨大肉食恐竜 スピノサウルス


恐竜の復元全身骨格の姿が最新の研究によって大きく変わることはよくあることです。よく知られた例がかつて怪獣のゴジラのように直立で再現されていたチラノサウルスが現在は身体を地面に水平にしてしっぽを伸ばした姿であったことがわかっています。上の写真のスピノサウルスはこれまで、背中にヒレのあるチラノサウルスとして復元されていましたが、2014年に最新の研究が発表され、重心が上半身にあること、骨の密度が高く水中生活に適した構造をしていること、後ろ足が華奢で二足歩行は難しくその場で一時的に二足で立ち上がることが精一杯だと思われることなどからチラノサウルスとは全く異なる四足歩行恐竜として復元されています。

巨大肉食恐竜 スピノサウルス


スピノサウルスは白亜紀中期(今からちょうど1億年前頃)に生息し、全長15メートルもある巨大恐竜でした。
上のイラストは水中で獲物を捕獲するスピノサウルスです。上あごの骨の構造に現世のワニと似た水流を感知するセンサー(神経細胞)が備わっていたことを示唆する構造も見つかっています。

巨大肉食恐竜 スピノサウルス


背中のヒレ(突起)の役割はまだわかっていません。背中に突起があると言えばステゴサウルスが有名ですがステゴサウルスは突起の骨の詳細な構造研究から体温調節機能を担っていたことがわかっています。スピノサウルスのヒレはおそらく、魚類の背びれと同じ機能、つまり水中でスピードを上げたり、身体を安定させたりする役目を担っていたのではないかと思われます。

恐竜博2016
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2016-04-17 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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