Chapter-598 突発性激怒症はネコのせい?
2016年4月23日
Chapter-598 突発性激怒症はネコのせい?

なんだよ・・・
米国シカゴ大学の研究者らがネコの糞に含まれる寄生虫で「突発性激怒症」を生じる可能性があると発表してちょっと、ザワザワしています。
通称「突発性激怒症」。医学的には、突然怒り始める病気ということで「間欠性爆発性障害(IED:Intermittent Explosive Disorder)」といい、頻繁にかつ衝動的に、状況に釣り合わないほどの言語的・身体的な攻撃性を爆発させる精神疾患の一つで、米国でそのような行動を取る人は1,600万人にのぼるとのことです。
トキソプラズマ症は、ネコの糞や十分に加熱調理されていない肉の中にみられる寄生虫によって引き起こされる感染症です。実験ボランティアの成人358人を突発性激怒症の人、それ以外の精神疾患の人、精神疾患のない人の3つのグループに分けました。トキソプラズマに感染している人の数を抗体検査で調べると、なんでもない人が9%だったのに対し、IEDグループでは22%、精神疾患グループでは約16%でした。つまり、トキソプラズマに感染している人は怒り・攻撃性のスコアが高かったということです。
この記事はインターネット科学ラジオ番組「ヴォイニッチの科学書」のあらすじです。
ヴォイニッチの科学書は毎週ホットな話題をわかりやすいフレーズで配信しています。
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有料版は株式会社オトバンクが発行するオーディオブック番組です。定期購読はこちらからお申し込みいただけます。有料版にはより長時間の音声配信並びに、詳しい配付資料を提供しています。
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なんだよ・・・
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通称「突発性激怒症」。医学的には、突然怒り始める病気ということで「間欠性爆発性障害(IED:Intermittent Explosive Disorder)」といい、頻繁にかつ衝動的に、状況に釣り合わないほどの言語的・身体的な攻撃性を爆発させる精神疾患の一つで、米国でそのような行動を取る人は1,600万人にのぼるとのことです。
トキソプラズマ症は、ネコの糞や十分に加熱調理されていない肉の中にみられる寄生虫によって引き起こされる感染症です。実験ボランティアの成人358人を突発性激怒症の人、それ以外の精神疾患の人、精神疾患のない人の3つのグループに分けました。トキソプラズマに感染している人の数を抗体検査で調べると、なんでもない人が9%だったのに対し、IEDグループでは22%、精神疾患グループでは約16%でした。つまり、トキソプラズマに感染している人は怒り・攻撃性のスコアが高かったということです。
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