ガンダムなんかで傷口にペタッと貼るとケガが治るアレ、ついに実用化に一歩踏み出す

地上やコロニーでの戦闘で兵士が傷ついたとき、きれいな女性クルーが「ダイジョブですかっ!」とか言いながら、傷口にペタッと半透明なゼリー状のシートを貼り付けるシーンを見かけます。あのシートは単なる傷口の化膿防止ではなく、医師による21世紀レベルの治療と同等の応急治療が可能な特殊なシートです。

現在医療用に用いられている絆創膏にも若干の治療促進効果を持つものがありますが、それらとは桁違いに高性能なアレ。「人間が想像できるものは全て実現できる」とは名作「海底二万里」を著したフランスの小説家ジュール・ヴェルヌの言葉ですが(とされていますが)、あのシートも実現へ向けて一歩が踏み出されました。

大阪大学の研究者らはマウスでの実験で植物由来のポリフェノール「シンナムタンニンB-1」が幹細胞の運動性を高めることによって傷口に集合させ、皮膚損傷の治療効果を高めることを明らかにしました。この幹細胞は普段は骨髄や血管周辺に存在していますが、それらを血管の中へ移動させ血液の流れに乗せて傷口まで運搬させる作用も確認されています。これをシート状の貼り薬にして当面はアトピー性皮膚炎などの治療に使えるものと思われ、引き続き研究が進められます。

シンナムタンニンB-1は東南アジア地域に自生する生薬「クスノハガシワ」の樹皮に含まれています。この地域では昔から潰瘍の治療薬や寄生虫駆除薬として使われていましたが、このような幹細胞を集める薬効の成分が確認されたのは初めてのことです。
シンナムタンニンB-1

ガンダムなんかで傷口にペタッと貼るとケガが治るアレ、ついに実用化に一歩踏み出す
関連記事
スポンサーサイト

tag : シンナムタンニンB-1 クスノハガシワ 女性クルー あのシート

2016-04-24 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

おびおのプロフィール

おびおがしかし

Author:おびおがしかし
会社員をしながら科学のコンテンツを作ってます。書籍とか、トークライブとか、セミナーとか、ネットラジオとか、Webコンテンツとか。でも、楽しいことしかしません。楽しいことしかできない病、TD! それがおびおなのです。
苦手な食べ物:シーチキン、レバー、昆虫系
Web:ヴォイニッチの科学書
お気づきの点はメール
twitter:科学の自動会話プログラム ぼっとびお。

スヴァールバルの画像保管庫

スポンサードリンク

スポンサードリンク

ワトソンの検索窓

ロザリンド・フランクリンのダイアリー

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

QRコード

QR