セーラー服と機関銃と理転とセーラー服

飴山實先生


毎月一本原稿を書かせて頂いている「化学に恋するアピシウス」。今日、4月分の原稿を入れたのですが、その時に私が「理転」だということが話題になりました。

簡単に説明しておくと、高校三年まで「歴史は好きだし、社会科の先生にでもなるかぁ」とかテキトーなことを考えながら、具体的な大学受験目標も決められずに過ごしていたある日、山口大学農学部に俳人なのに微生物学者という教授がいることを知りました。それが恩師飴山實先生だったのですが、「へぇ、俳人かぁ、おもしろい人がいるもんだな」と、研究内容はともかくとして、俳人であり科学者である人ってどんな人? という好奇心だけで飴山先生の研究室に入るべく、それほど深くも考えずに高校三年で理転しました。

三年で理転したって、理系クラスに変えてくれるはずも無く、完璧文系クラスでやたらと文系科目に強いクラスメイトに授業ではほぼ置いてきぼり。得意なはずだった歴史も世界史の先生に授業のたびに出来が悪くてイビリ倒されるレベルに成績は急降下・・・涙。文系クラスでは授業の無い化学Ⅱとかも自分の受験科目にはあるので帰宅してから独学でやってました。進研ナンタラとかの模試を受けても文系クラスでの受験なので、理系科目は受験させてもらえず、にもかかわらず志望校に理系学部を書くもんだから「科目不足で判定不能」とか結果が出てきて、先生にもほぼ相手にされない割と踏んだり蹴ったりな最終学年を過ごしました。

ま~それでも、希望通りの進学はできて、大学三年次の研究室分けでも幸いにして飴山先生の研究室は厳しいので有名で希望者が定員に満たずに楽勝で研究室も決定。その後卒論研究、修論研究などいろいろあって(ここのいろいろも七転八倒でタイヘンだったのですが、それはまた何かの機会に・・・)今に至るわけです。

イマドキの高校生がどうやって志望大学を決めるのかははっきり言って知らないのですけど、あんまし深く考える必要はないんじゃないかな、ってのが一つ。たしかに、理系とか文系とかのくくりが存在することは否定しがたい事実で、ある段階でその枠に収まらなければならないわけですけど、一度決めたら死ぬまでその方向で・・・ってものでもないし、何かのタイミングで「あ、これいいな」とか「それ、おもしろそう」って思ったときに自分の進路なんて自由に変えればいいわけだし。

よく「文系からの理転だから、おびおさんは理系に似合わず文章がわかりやすいんですね」とか言われますけど、それも全然違ってて、単に赤川次郎さんの小説を数百冊読んだからだと思ってます。これまた、特に小説が好きとかそういうのではなくて、中学時代はほとんど本を読まなかったのです。で、中学二年のとき、大風邪を引いて学校を休んで、誰もいない家の中で退屈をしていたのですが、ふと目にとまったのが「セーラー服と機関銃」・・・。別にセーラー服に興味があったわけでは無いのですけど、何となく手にとって読んでみるとこれがまたおもしろい! で、近所の本屋さんに手当たり次第に赤川次郎さんの本を配達してもらって、ひたすら赤川次郎ばかり読み続ける中学時代を過ごしてなんとなく文章がこんな感じに・・・。

キホン、アホなので先のこととか考えてないのですよね。その瞬間、その瞬間、今何をするのが自分にとって一番楽しいことか、ってことしか考えてなかったりしますので。結論としては、私には受験生の道しるべになるような文章は書けません・・・ってことで、みなさん自分でがんばってください。

それにしても、中学二年のあの日、「セーラー服と機関銃」を見て、小説本を手に取らずに、セーラー服を手に取っていたら、今頃どうなっていたでしょうね???

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tag : 化学に恋するアピシウス 飴山實 山口大学

2016-04-25 : 雑談 : コメント : 0 :
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