五重塔の屋根の大きさ

日本各地のお寺に五重塔がありますが、そのプロポーションは2つのタイプに分かれます。
五重塔の屋根は上層階ほど小さくなっています。この小さくなる割合を逓減(ていげん)率と呼びますが、飛鳥時代の頃に朝鮮半島経由で伝えられた建築工法による五重塔の第一層と第五層を比較した逓減率は50%くらいです。つまり、一番上の屋根の一辺の長さは、一番下の屋根の半分しか無く、四角錐に近い形状をしています。その代表が法隆寺の五重塔です。

ですが、このスタイルは日本人にはあまり評判が良くなかったようで、五重塔のプロポーションは次第に日本人好みに変化し、末期には70%前後に落ち着きました。四角錐のようなどっしりした姿よりも、シュッとした細身が日本人好みだったということのようです。70%の代表は京都の東寺ですが、私が学生時代を過ごした山口市の瑠璃光寺も68%の逓減率で今風のスタイリッシュな姿でたたずんでいます。

下の写真は私が学生の頃に撮影した瑠璃光寺五重塔のライトアップです。上の層に行くほどわずかに屋根が小さくなっているのがわかると思います。

瑠璃光寺五重塔

(参考資料:日経回廊7)

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2016-07-02 : 雑談 : コメント : 0 :
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