ヴォイニッチの科学書[無料版]2016年6月18日

地球の内臓は若かった



東京工業大学、愛媛大学、大阪大学の共同研究チームは、大型放射光施設SPring-8を使って、地球の中心部分を仮定した高温高圧条件で地球中心核の主成分である鉄の電気伝導度を測定し、熱伝導度が従来の予想よりも3倍程度高いことを明らかにしました。

地球の中心部は固体金属の内核とその液体金属の外核の2層構造になっています。

地球の内臓は若かった

約46億年前の地球が出来た当初は地球内部は高温だったために固体の内核は存在していませんでした。地球誕生から時間がたつにつれ、地球内部の熱が地表へと移動し、地球内部の温度は徐々に低下し、液体金属は固体になって内核はその大きさを増しています。また、地球の磁場は液体の外核が対流することで生み出されていると考えられています。

では、内核が誕生したのは何年前のことなのでしょうか? 熱伝導度がわかればそこから逆算して内核の誕生時期が予測できます。SPring-8での分析結果から核の熱伝導は非常に活発であることが明らかになり、推定される内核の誕生年代はわずか約7億年前となります。岩石中の金属に残された古地磁気測定から、約42億年前から地球には磁場が存在していたことがわかっていますが、内核が存在しなかった30億年以上の期間にどのようなメカニズムで地球の磁場が維持されてきたのか、再検討する必要がありそうです。
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2016-07-17 : ヴォイニッチの科学書 : コメント : 0 :
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